永峰咲希(宮崎大淀)は1回戦で木村彩子(上総富士)に1up、2回戦では眞尾万里(こだま神川)に2and1と、続けて苦しい展開のマッチを制してのベスト8進出だった。「高校生活最後の日本女子アマなので、勝ちたい。その気持ちが強すぎて、力んでしまいました。特に1回戦は、気持ちが空回りして、ショットもパットもダメでした」。
2回戦も、いきなり3パットで失うスタートだった。しかし、これで逆に力みから解放されるという意外な効果があった。5番(パー5)でアプローチショットをピンそば50センチに寄せるバーディでオールスクウェアに戻すと続く6番もとって1upに。その後何度か訪れたピンチを持ち前のショートゲ
ーム、パッティングの上手さでしのぎ、11番で一度はオールスクウェアにもちこまれたものの、リードを許すことなく15、16番の連続アップで勝ち切った。
この結果、準々決勝の相手は、松原由美(朽木)と決まった。同じナショナルチームのメンバーで、お互いのゴルフは知っている。どんな展開になるのか。
永峰は、いう。「試合になったら、(チームの)後輩には負けられません。相手は強気で攻撃的なゴルフですから、私は我慢してしのぐゴルフという自分のスタイルを徹底します」。
これまで日本女子アマではベスト16が最高成績だった。今大会では一気に大幅更新を狙っている。それも準々決勝からは力を抜いて自分のスタイルで‐。
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