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競技報告
【好対照の争いとなった3位決定戦は、飛距離に勝る野澤に軍配が上がる】
第6日 競技報告:JGA 写真:JGA
野澤真央
北村響
決勝戦に続いてスタートした18ホール・マッチプレーで争われる3位決定戦。初出場の野澤真央(ライオンズ)と、北村響(名神栗東)のマッチアップは、飛距離の野澤と小技の北村という好対照のプレースタイルを見せる2人の争いとなった。

勝負はいきなり動く。2番で野澤がダブルボギーを叩いて、北村の1upとなると、直後の3番では野澤がバーディを奪ってオールスクウェアに戻す。その後、5,6番で獲りつ獲られつで迎えた9番。再び北村がボギーを叩き、野澤が1upで後半に入る。ここから、飛距離に勝る野澤に追い風ともいえる状態となる。徐々に風が出始めた後半は、12番で野澤がティーショットをハザードに打ち込みオールス
クウェア。野澤は、「あのショットは風と自分のミスが重なって。このホールは、すぐにホールをコンシードして、気持ちを切り替えようとしました」と初出場とは感じさせない冷静さを見せる。

それが奏功したのか、14番で北村がバーディを奪ってリードを奪われても、「キャディーと話をして、気分転換しながら、プレーに集中できた」と15番のバーディで追いつくと、16番もバーディを奪って粘る北村を突き放す。18番では昨日の準決勝での森田戦とは打って変わって、積極的に2オンを狙っていく攻めのプレーで、パーセーブ。野澤が初出場で3位入賞を決めた。

「野澤さんは飛距離が出て攻めのプレー。自分は小技で凌ぐ耐えるゴルフ。今日は風も吹き始めて、飛距離が出る人の方が有利で、自分はパーを獲るのがやっとという状態でした」と北村。野澤は、「前半からパットを決めきれなかったり…納得いくプレーではなかった」と3位という成績にも自分のプレーには不満が残った様子。「特に、アイアンショットをピンにつけられなくて…自分の好きなクラブだし」と、意外な一言。誰もが、野澤の飛距離に注目してきたが、当の本人は、「ドライバーの飛距離が出るのは自分の武器だとは思いますが、飛距離が出る分だけミスをしたときに大きなトラブルにもなる。武器というより凶器ですね」と、語る。

3位決定戦の12番ホールでのジャッジや自分のプレースタイルの分析。野澤の武器は、なによりその冷静さかもしれない。野澤はまず、中部ジュニアでの連覇に挑むが、その後は、日本女子オープンが待っている。ベスト4の北村も同じ土俵に上がってくる。

「日本女子オープンは、経験したことがないくらいの厳しいセッティングになると思う。そこで結果を残すためには、得意の小技の精度を上げて、磨きをかけること」と北村が言えば、野澤も「得意のアイアンショット。特にショートアイアンの精度を高めたい」と奇しくもショートゲームの重要性を上げた。持ち前の飛距離を活かすために必要なショートゲームと、自分のプレースタイルを確立するために技に磨きをかける。プレースタイルは異なる2人だが、日本女子オープンに向けての課題は、同じ。これからの半年間でどれだけ成長することが出来るか、相模原ゴルフクラブでの両者のプレーに注目だ。

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