風が強くなった午後、大きくスコアを伸ばす選手がいない中、2アンダーパー68をマークしたのが昨年大会ベスト8の田村光正(東北福祉大)だ。
彼にとってはこの大会が今年、初めてのストロークでの試合だったので、前半「緊張していたのか、体がうまく動かなくて、ショットが曲がり、アプローチとパターでしのいだ」。前半は1バーディ・ノーボギーの内容だが「耐えて、耐えて」の1アンダーパー34だった。
後半は落ち着いてきたのか、2バーディ・1ボギーで「ショットも安定してきたが、今度はパットを決められず」前半と同スコアだったが、2アンダーパーで3位タイにつけた。「アンダーパーで回れたので」まずは納得だ。
昨年の大会は、準々決勝で香妻陣一朗に惜しくも2and1で敗れた。今年は「優勝を狙って」いる。その前に、メダリストも視野に入れている。首位とは2打差だ。「予選なので堅実にプレーしながら、チャンスを活かして」上位をうかがう。第1ラウンドを終わって、東北福祉大勢の中では、皆本祐介と並んで最上位。4年生としての貫禄を示した形だ。第2ラウンドも「アンダーパーで回って」頂点を目指す。
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