第1ラウンドをイーブンパー70でまとめた古田幸希(十和田国際CC)が、第2ラウンドは2バーディ、1ボギーの1アンダー69でホールアウト。通算1アンダーパー8位タイでマッチプレー進出を決めた。
スコアだけを見ると卒のないプレーだったように思えるが、「ショットがバラバラ」で左右両方に曲がる。なんとか「片方にしか曲がらないように」工夫をして、「バンカーショット、アプローチ、パターの3つでパーを」拾ってしのいだ。
3番ホールで4.5メートルのバーディチャンスを「ラインと傾斜を読み間違えて」強く打ちすぎ、3パットのボギーをたたいてしまった。しかし、これで「ミスをしないように集中して」ショット
を立て直した。その後はパーを拾い続け、12,14番でバーディを奪い、通算1アンダーパーでホールアウトしたのだ。
古田は「しんどかった。耐えなきゃいけなかった」とこの日のプレーを振り返った。昨年の大会で「ショートパットのイップスにかかり」マッチプレーには進むことができなかった。「去年の雪辱を」晴らすとともに、2年前の「ベスト4(3位決定戦で浅地洋佑に3and2で敗退)を上回ることを」誓った。そのためにも「ショットを直したい」と練習場で修正にのぞんだ。
この日、大学の先輩の松山英樹は全英オープン出場のため、イギリスへ飛び立った。前日には特に連絡を取り合ってはいないが、「自分は期待されているようなので、頑張りたい」と気持ちを奮い立たせていた。先月の「全国大学対抗戦」では2日間メンバーとして出場したもののチームは3位に沈み、その期待にこたえることができなかった。今回こそ松山の期待にこたえられるように、マッチプレーを勝ち進み、ミュアフィールドに吉報を届けたい。
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