135ストロークの通算5アンダーパーでメダリストに輝いたのは韓国のイ・スミンである。前半を32で折り返し、一時は通算7アンダーパーまでスコアを伸ばしたが、後半は37として、5アンダーパーとなった。
「前半、4、5、6番と連続バーディが獲れたのが、良かったです。後半になって、ドライバーが曲がりだしてね。それも左、右と曲がるので、苦労しました」。それでも、アイアンでのコントロールショットが大好きという彼は、散らばるティーショットからうまくまとめて、この日69。
「実は、去年の日本アマの1回戦で敗れたあとだったかな。いや、それからしばらくしてだけれど、テクニカルコーチと話しあって、やっぱりメ
ンタル面をもっと強くしないといけない。ゴルフでは、それがとても大事だから、と言われ、プライベートでメンタルコーチをつけるようにしたんです。いちばん大切なのは、自分自身をいかに信じきれるか、自信をどうやって持てるかということですよね? ですから、そういう面で、少しは成長したんだと 思います」。
メダリストでのマッチプレー進出について「僕は、マッチプレーが大好きなんですよ」と自信満々に答えた。とはいうものの試合では、まだマッチプレー形式の戦いは、4回ぐらいしかない。まさに、マッチプレーが大好きという意識と自信は、メンタルコーチのトレーニングの賜物かも知れない。
「優勝したいですねぇ。心技体の中で、最も充実しているのは、たぶんメンタル面だと思うので…」と明日からのマッチプレーが、楽しみである。
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