古田幸希(十和田国際)(久志岡俊海に4and3で敗退)
本調子ではないながらもマッチプレー進出を果たし、2011年大会のベスト4以上を目指していた古田幸希だったが、ショットの不調を戻しきれず、久志岡に思わぬ大差で敗れ、ベスト16進出はならなかった。「史上最悪。疲れているわけではないけど、下半身の動きが止まってしまって、ショットが左にしか行かない。それで左に行くのが怖くなって、今度は右にプッシュしはじめた。グリーンから160~170ヤードの距離で乗らなくなってしまった。今朝の練習場から変な感じがしていた。素振りをして修正しようとしたが、直せなかった。日本学生で上を目指して頑張ります」と、次の目
標を見据えていた。
塩月純生(オータニにしき)(磯佑太に3and2で敗退)
昨年、鳴尾ゴルフ倶楽部で行われた日本ミッドアマを制して本選手権に出場の塩月純生。得意のショートゲームを駆使して初のマッチプレー進出を果たしたが、1回戦で磯に敗退。それでも、塩月は「満足しています。後半疲れてきて、グリーンに乗らなかった。足が動かなかった。本来フェードボールなのですが、フックが出てしまった。しょうがない。マッチプレーに進めたので十分です。また来年来ます」と、充実した表情だった。
川口明浩(グローワル)(河田丈一郎に5and4で敗れる)
第1ラウンドにホールインワンを決めるなど好調なショットで2000年大会以来のマッチプレー進出となった川口だったが、連日の暑さに体力を奪われたのか、1回戦で河田に大差をつけられた。「暑さと言うもう一人の敵がいた。でも収穫のある試合でした。来年の日本アマのシード、ホールインワン、東京ゴルフ倶楽部、将来期待される若手選手との戦い。素晴らしいコースコンディションでプレーできた。来年のシードが本当にうれしい」と、自身最高順位のベスト16更新はならなかったが、満足げにコースを去って行った。
﨑山俊紀(今治)(松本将汰に6and4で敗れる)
今年59歳になる大ベテランの﨑山俊紀。磨きぬいた技で大学生の松本を迎え撃ったが、子の暑さには勝てず、1回戦敗退を喫した。「朝は涼しいと思ったが、そうでもなかった。寝つきが良くなくて、睡眠不足だった。体調管理が…。足は相当来ている。松本君のゴルフが良かった。2番で3パットしてしまい、流れが悪くなった。それでも来年のシードが獲れてよかった。この歳になると、ありがたい。秋の日本シニア、日本シニアオープンが今後の目標です」と、悔しさをにじませつつも、日本シニアオープンでのローアマチュア、日本シニア初優勝を目標にすると、意気盛んだった。
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