今年が3度目の日本アマチュアゴルフ選手権競技出場の木下稜介(大阪学院大)は、1回戦で金子光規(レインボー)との対戦を1upで勝利し、メダリストのイ・スミン(韓国)との2回戦に臨んだ。この戦いは、2、3番をイが奪い、木下はいきなり2downの劣勢を強いられる。4番では先に2メートルのバーディパットを外したイに対し、1.5メートルのチャンスにつけていた木下だったが、これを外し「流れが悪くなった」と、その後は一方的に差を広げられ、6and5で敗退。
2010年大会ベスト32の自己最高順位を更新したものの、ベスト16で涙を飲んだ。
「調子も良くなかったし、苦しい内容だったので、負けたのはしょうがない」と素直に完敗を認めた木下。アマチュアながら韓国プロツアーを制しているイは、「ショットが凄く正確。必ず1ピン以内に寄せてくる」と、その実力の程を思い知らされた。それでも、「ショートゲームは、思ったほどでもない」印象が残っている。
今後QTの受験を考えているという木下。一方のイも、そう遠くない時期にプロ転向して日本ツアーで戦う意向を持っているという。近い将来、プロの世界で戦うかもしれないその時に、木下がリベンジできるか否かは、これからの彼自身の努力にかかっている。
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