キャメロン・デービス(オーストラリア)は、1回戦で尾崎秀平(宮崎国際)との対戦。4番ホールまでに尾崎に2upのリードを許し、苦しいスタートとなったが、8番で1upと差を縮めると、そこからは一気呵成に攻めたてて6ホール連続で奪取。終わってみれば5and3と圧勝で2回戦に進出した。
その相手は、昨年大会のメダリストでJGAナショナルチームメンバーの小浦和也(宮崎国際空港)。この戦いは、ショットが右へのぶれるキャメロンの苦戦が予想されたが、アプローチとパットでピンチを凌ぎ4番でリードを奪うと、その後は一度も小浦にリードを許さない横綱相撲で4and3。日本アマ初出場でベスト8入りを決めた。
マッチを終えたキャメロンは、開口一番で「疲れた」と苦笑い。暑さによる消耗から「筋肉痛で…」と、ショットが不調だった原因を教えてくれた。今年の日本アマに出場するために初来日となったキャメロンは、「東京ゴルフ倶楽部も素晴らしいし、日本食も大好き。日本をすごく気に入っているし、楽しく滞在しているよ」と、この来日で親日家になった様子。それでも、もちろん物見遊山の気持ちは毛頭ない。「ここには勝つことを目標に来ているので、絶対に勝ちたい」そう言って不敵な笑みを漏らすキャメロンは、明日の準々決勝で16番から3ホール連続で奪って勝ち上がった松本将汰との対戦を控えている。
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