震災復興支援グリーン・ティー・チャリティー「2013年度(第98回)日本アマチュアゴルフ選手権競技」は13日、埼玉県の東京ゴルフ倶楽部でマッチプレー決勝を行った。大堀裕次郎(ムロウ36)と杉山知靖(中央学院大)による決勝戦は、大堀が杉山の連続ボギーで2ホールを奪取すると、前半18ホールを終えて4upまでリードを広げる。後半に入っても杉山のプレーは安定感を欠き、大堀が23ホールを終えた時点で7upまでリードを広げる一方的な展開に。杉山が25ホール目でボギーを叩き大堀の8upとなると、28ホール目に大堀がバーディを奪い決着。大堀が9and8で日本アマ初優勝を果たした。なお、3位決定戦はメダリストのイ・スミン(韓国)がキャメロン・デービス(オーストラリア)を1upで下して、3位入賞を決めた。
大堀裕次郎(ムロウ36・大阪学院大学4年)
1991年11月20日生(21歳)。兵庫県出身で10歳からゴルフを始める。姉の大堀薫は2010年日本女子学生チャンピオン。2006年日本ジュニアで3位タイとなり、翌年組織されたチーム・ジャパンジュニア(将来のナショナルチーム入りを目指す中学生によるチーム。石川遼、伊藤慎吾らも所属)に選抜。石川、伊藤らが活躍を見せる中で伸び悩んでいたが、今年の関西アマで初優勝し、2009年大会(予選カット)以来2度目の日本アマ出場で初の決勝進出。、ドライバー平均300ヤードの飛距離で攻めのプレーを見せる。
杉山知靖(中央学院大学2年)
1993年4月28日生(20歳)。神奈川県出身で3歳のときに祖母位教わりゴルフを始める。高校は明徳義塾高校に進学。入学時に松山英樹が3年生だったが、特に交流は無かった。2010年には四国ジュニアに優勝。2012年中央学院大学に進学。今年の神奈川県アマで3位タイ、関東アマで11位タイの成績を残し、自身初の日本アマ出場を果たし、決勝進出。ドライバーの平均飛距離は280ヤードだが、得意のユーティリティー2番を駆使するクレバーなタイプのプレーヤー。
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