鈴木敬太(千葉市立打瀬中学2年)は、第3ラウンドを7バーディ・4ボギーの3アンダーパー・68をマークして、通算イーブンパーでホールアウトし、前日までの5打差を逆転して初優勝した。
この日は首位との差もあったこともあり「最終組でプレーできることがうれしくて、シードを獲ること(5位以内)しか考えていなかった」と自分のプレーに専念した。前半は1オーバーパーの37。この時点では、首位の中井賢人と8打差もあった。後半も「相手や周りのことは考えず、最高のプレーをする」ことに集中した。10番で10メートルの長いバーディパットを沈めると、11番はボギーにしたものの、13番から怒涛のバーディ攻勢に出た。1
3番80センチ、15番はカラーからパターで15メートル、16番3メートル、18番10メートルと次々とバーディパットを決めた。上がってみれば2位に2打差をつけての優勝だった。最終組の中井、石過功一郎とも回ったことがあり、「回りやすかった。先輩のプレーを見て勉強する」つもりだったが、中井の後半の突然の乱れもあり、思わぬ優勝となった。
ホールアウト後も「考えられない」と本人も信じがたい大逆転だった。今後は関東アマ、日本アマといったタイトルを獲りたいという。最終ラウンドで7バーディと爆発力を見せただけに、大いに魅力のある選手だ。これからも彼のプレーに注目していきたい。
|