前半の永峰咲希(宮崎日大高校3年)は、アイアンショットが冴えわたった。2番ホールの1.5メートルが合図であったかのように4番では50センチ、5番は1メートル、6番ではまた50センチと立て続けにピンそばにつけて3連続バーディ。さらに9番では、今度は8メートルのパットを沈めて5つ目のバーディを奪い、31の好スコアで駆け抜けた。
後半も10番(パー5)で3メートルを決めて6アンダーパーに。ところが、快進撃は、ここで止まってしまう。この日、永峰は全ホールでレギュラーオンをしていたのだが、実はドライバーショットは不安定だった。そこで後半は3番ウッドを多用することになったのだが、11番以降は、その3
番ウッドも「引っ掛かりだして、チャンスを作れなかった」。アイアンショットでカバーしてきたが、それも前半のようにピンそばに…というわけにはいかなくなったというのだ。
「切り返しが早くなっている。原因はわかっていたのですが、修正がききませんでした。全てパーオンしてノーボギーで終われたのは、アイアンとパッティングのおかげです」。
昨年は、最終ラウンドに鬼頭桜に逆転されて2位。今年はリベンジを胸に臨んでいる。
「今日は、食事をしてから練習場でドライバーと3番ウッドを中心に修正して切り返しのタイミングを取り戻します」。
そう言い残すと足早にコースを去っていった。
|