日本女子アマチュアゴルフ選手権に続いてのタイトルを目指し、首位と4打差2位タイで最終ラウンドをスタートした森田遥(高松中央高校2年)。5番を終えて3バーディを奪い、堀を追いかけたが7番で1メートルのパーパットを外し、リズムを崩してしまった。9番も同じ距離のパーパットをミスし、前半は1アンダーパーとスコアを伸ばし切れない。
「7番で短い距離のパットを丁寧にと思って打ったら、それが裏目に出て…そこからは2メートルぐらいのバーディパットは入るのに、1メートルのパーパットが全く入らなくて…」と、得意のパットの不調を嘆く。後半も10番で1.5メートルのパーパットを外してスコアを落とすと、12番こそ
バーディを奪ったが、15番(パー5)でバンカーに打ち込んだ球が目玉となる不運もあってダブルボギーを叩いてしまった。終わってみれば、5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーのイーブンパーでホールアウト。森田らしからぬ出入りの激しいプレーで逆転優勝は露と消えた。
「今年の日本ジュニアではショットがまとまらなくて。特に第1ラウンド。スタートで出遅れたのが痛かった。ショットが悪ければ、得意のパッティングも生かし切れなくなるし…」悔しさをかみ殺しながら、話す森田。日本タイトル2冠は来年へと持ち越された。
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