伊藤栞奈(千葉経済大付属高校2年)と新海美優(大分高校3年)の2人が通算6アンダーパーで2位タイに入った。2人とも第3ラウンドは3アンダーパー・70で回った。
伊藤は1番から3連続バーディを奪い、勢いに乗った。終わってみれば、2位。「2位になれるとは思っていなかった。上位の選手と一緒に回れるのを楽しみにしていた。今日は実力以上のものを発揮できてうれしい」と喜んだ。「今まで3日間をアンダーパーで回れたことがなかったので、自分のゴルフに自信がついた」と収穫があったようだ。ただ、優勝した堀琴音とは7打差。大きく差をつけられてしまった。この結果に「気を抜くことなく、これからも精進していきたい」と
頼もしい一言。今後のさらなる飛躍を期待したい。
一方、新海は「第1ラウンド、第2ラウンドとドライバーがぶれて」いたのが、この日は安定していてスコアを伸ばすことができ、「納得のいくゴルフができた」と振り返った。もともとパッティングではスライスラインを苦手としており、イップスに近い状態で悩んでいたところ、今年7月上旬にツアー16勝を誇る鈴木規夫からアドバイスをもらって「パターが良くなった」という。これからは「ティーショットの安定性を上げて、パターではスライスラインを克服していきたい」と課題を挙げてくれた。次は師匠に「優勝」の報告をしたいところだ。
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