今年の関西ジュニアゴルフ選手権12~14歳の部で優勝して本大会への出場権を獲得した西畑萌香(羽曳野市立高鷲南中学3年)が、ただひとり60台をマークして松原に1打差と迫る2位に浮上した。6歳で「ゴルフをやっていたお祖父ちゃんに練習場へつれていってもらって」クラブを握った。中学に進学しても「それほど飛ばなかったし、競技志向はそれほど強くなかった」という。昨年夏からジムでのトレーニングに時間を割くようになり、下半身強化に取り組むようになって、一気に平均230ヤードまで飛距離が伸びたそうだ。そして、67という自己ベストスコアも飛び出した。
今年は、夏を迎える前までは不調が続いていた。夏休みに入って徹底的にラウンド練習をすることで調子が上向きになり、そんな中で関西ジュニアを迎えていた。第1ラウンドに自己ベストタイの67で飛び出すと、第2ラウンドも68とスコアを伸ばし、2位に3打差をつけての初優勝を果たしたのだった。
ラウンド練習で、挑戦してきたことがある。持ち球はドローボールだというが、フェードボールも打てるようにと、意識して打ってきたのだ。その成果が、この日現れた。「トップと差があったので攻めていこうと思いました」。グリーン右サイドのピンはフェードボールで。このショットが、スタートの連続バーディを生み出す原動力になった。その後も3バーディ・1ボギーと攻めの姿勢を貫いて、自己ベストスコアには届かなかったが、ただひとりの60台で第1ラウンドの18位タイから一気に2位へと急浮上してきた。
トップの松原は、今大会シード選手であったため関西ジュニアでの対決はなかったが、日本ジュニアで最終ラウンド最終組での直接対決が実現した。注目だ。
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