今年の日本アマチュアのチャンピオンで、先週の関西オープンでもローアマチュアに輝いた大堀裕次郎(大阪学院大学4年)が6オーバーパー78の72位タイと躓いた。
17番ホールのティーショットを打った直後に思わぬアクシデントが彼を襲った。パカーンと甲高い音がしたかと思ったら、ドライバーのヘッドが割れてしまった。ボールは林の中に消えていった。そのホールまでもショットの不調でスコアを落としていた。1番ホールのスタートのティーショットからドライバーショットを左に曲げ、いきなりダブルボギーでのスタートとなった。そのあとは2バーディを奪うも、3ボギー・1トリプルボギーと乱調が続いた。
そもそも先週の
2日目を終了して首位に立つなどの活躍を見せた関西オープンのときも「ショットの調子はそんなに良くなかった。勢いで行ってしまった」と白状する。それでも「いい経験をつめたので、その流れをいかしたかった」という大堀だが、思わぬ結果となった。
替えのドライバーはなく、「どうしようかな」と困惑気味。300ヤードを越すドライバーの飛距離を誇る彼にとっては、ドライバーがなくても十分に戦えそうな気がするのだが、「実は…今日はティーショットでドライバーを使わなかったホールでもボギーを打っている」と自嘲気味に話す。第2ラウンド終了時点で50位タイまでの選手が後半のラウンドに進める。まさかの予選落ちの危機だ。「悪かったものがすべて出た」という内容に、もはや開き直るしかない。第2ラウンドでの反攻に期待したい。
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