堀川未来夢(日本大学3年)は、5バーディ・1ボギーの4アンダーパー・68をマークして、首位と3打差の2位タイにつけた。この日ボギーを1つに抑えたが、ボギーになりそうなピンチが「3、4ホールあった」という。下り2メートルや4メートルの厳しいパーパットをねじ込んだり、ティーショットを曲げたホールではリカバリーがうまくいって、どうにかパーを拾っていった。
堀川は、「全体のスコアは伸びる」と見ている。本人の目標は「10アンダーパーを超えること」と決めている。「それで優勝できるかどうかはわからないが、自分の目標」を達成して、あとは結果次第と考えている。
昨年、堀川は関東アマを制し日本アマでベ
スト32入りを果たして、勇躍、日本学生に臨んだ。しかし、その日本学生では松山英樹が通算19アンダーパーという圧倒的な強さで連覇。
堀川は21打の大差をつけられ26位タイに沈んだ悔しさは忘れられない。松山英樹が今年プロ転向し、絶対的な存在がいない。逆に言えば、誰にでも優勝のチャンスがあるといえる。今年の堀川は前期ナショナルチームメンバーにも選考され、グアム合宿などで体力トレーニングも積み、競技を重ねてきた。その結果、関東アマでは連覇を逃したものの2位入賞を果たした。
今年こそ「松山さんに勝ってみたいという気持ちはあったが」こればかりは仕方がない。まずは「優勝を目指して」頑張る。それが今の堀川にできることで、昨年から成長した自分の姿を見せる唯一の方法だ。
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