今年、日本大学に進学した松原大輔(日本大学1年)がこの日1イーグル・5バーディ・2ボギーの67をマーク。第1ラウンドでの出遅れを挽回する会心のプレーで通算4アンダーパー、首位と4打差の6位タイに順位を上げた。
第1ラウンドは5番ホールでダブルボギーを叩くなど73で首位と8打差の29位タイ。距離が短く好スコアが続出した中で出遅れを喫した松原だったが、第2ラウンドもスタートは不安定だった。1番バーディ、2番ボギーに続く、3番(パー5)では残り260ヤードのセカンドショットを3番ウッドで果敢に2オン。5メートルを無難に2パットでおさめバーディ。しかし、計算通りにパー5でバーディを奪えたことで、
松原のプレーが変わる。6番(パー5)ではまたも3番ウッドで残り240ヤードを2オン。4メートルのイーグルチャンスをしっかり決めて、前半を33で終える。後半に入っても11、13、15番でスコアを伸ばして見せた。最終18番(パー5)をボギーとしたのが心残りだが、それでも5つスコアを伸ばして、一気に優勝争いに参戦してきた。
初出場初優勝も射程圏内に入ってきた松原だが、「今日のスコアはラッキー…予想外ですね。たまたまうまくいった」と、この2日間の自分のプレーには満足できない。そもそも、「優勝とかスコアを気にするよりも、目の前の1打1打に集中して…成績を気にかけないようにしたい」と、まずは自分のプレーに徹する気持ちだ。
水城高校3年の2012年には、関東ジュニアと関東高等学校ゴルフ選手権を制しているが、JGA主催競技では、まだ未勝利。是が非でもタイトルをと周囲の期待を受けつつも、それを実現するためには、自分が集中してプレーすることが大事であることを十分に理解している。
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