東北福祉大学4年の高田聖斗、田村光正の2人がともにスコアを伸ばし、上位に上がってきた。
高田はこの日、6バーディ・1ボギー・1ダブルボギーで3つスコアを伸ばし、通算5アンダーパーの3位タイに浮上した。前半は3バーディを奪ったが、「このほかにも3回カップに蹴られた」チャンスがあり、もっとスコアを伸ばせそうだった。後半は2回のOBがあり、逆にスコアを伸ばせなかった。11番ではティーショットを右に、14番では左にOB。11番ではダブルボギー、14番は何とかボギーでこらえた。「OBは痛かった。でもそれ以外はいい感じ」と調子はいいようだ。「パー5ではバーディを獲りたい」というように前日は4つのパー
5ですべてバーディを奪った。残り2日間もパー5での攻略が鍵になりそうだ。
一方、田村光正は5バーディ・ノーボギーの5アンダーパー67をマークして、通算4アンダーパーの6位タイに順位を上げてきた。この日は前半をスコアカード通りのプレーで36。後半に入ると、10、12、13、16、18番でバーディを奪い、一気に浮上してきた。前日は「アイアンショットの距離感が合わず」1オーバーパーの73と出遅れた。もともと「10番以降のほうがスコアを伸ばしやすい」と考えていたので、この日はピタリと作戦とプレーがかみ合った。
2人はともに4年生。今年が日本学生のタイトルを獲る最後のチャンスだ。田村は「最後だから狙う」とはっきり口にした。高田にしてもその想いは同じだ。上位2人はともに同じ大学の後輩。下級生に負けてはいられない。ここは先輩の意地を見せてほしい。
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