第1ラウンドから首位を走る伊藤有志(東北福祉大学1年)がこの日は1バーディ・1ボギーの72にまとめ、通算8アンダーパーで梅山知宏(東北福祉大学4年)と並んでの首位をキープした。
最終組は同じ大学の高田聖斗、古田幸希との同大学の先輩とのラウンドだった。「試合のような感じではなく、気楽に回れた」というが、スコアを伸ばすことはできなかった。それでも「第1ラウンドがたまたまだったので、自分のスタイルになっている」と気にはしていない。「ホールロケーションとかが難しかった。いつスコアを落とすかわからなかった。
毎ホール怖かった」と心境を語った。9番ホールでは「狙っていなかった」5メートルのバー
ディパットを沈めた。唯一のボギーは最後の18番だった。残り196ヤードの第2打を4番アイアンでピンを狙いに行って、バンカーに入れてしまった。行ってみると、ライは「目玉」。第3打は出すだけで、アプローチもミスして、ボギーにしてしまったのだ。
これで先輩の梅山知宏に並ばれた。明日は梅山との最終組だ。梅山とは普段から合宿でも一緒に回り、今回の大会でも練習ラウンドで一緒にプレーした。伊藤にとって優勝には「怖い」存在に違いない。それでも「ここまで来たら優勝を狙いたい」と譲る気はさらさらない。
大学1年生で優勝すれば、1996年の波当根弓彦以来17年ぶりとなる。星野英正、宮里優作、池田勇太など錚々たる東北福祉大学の先輩たちでも成し得なかった偉業を達成することができるのか、注目だ。
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