地元関西の坂下莉翔子(同志社大2年)が3バーディ・2ボギーの71をマークして、沖せいらと並んで首位に立った。
1番ホールからスタートした坂下はディフェンディングチャンピオンの佐藤絵美と同組。2、3番で連続バーディを奪い、幸先良いスタートを切るも9番で1メートルのパーパットを外してボギー。後半は11番ホールで3パットのミスからボギーが先行するも「グリーンのアンデュレーションが難しく、傾斜もあって読みきれなかった」とすぐに気持ちを切り替え15番までパーを積み重ねると16番でバーディを奪う。佐藤が後半で3ボギーを叩いたのと対照的に、安定したショットを放っていた坂下の姿が印象的だった。
首
位タイのスタートに、今日1日は、「ショットはよかったです」と笑顔で振り返る。「短いパットを2回外してボギーとしたのが残念でした」と本音も漏らすが、パットのタッチは合っていて、バーディを獲ったホール以外にも「もう少しで入ったのに」というパットが何度もあった。それだけに明日以降のプレーにも期待が持てる。坂下本人も今日のプレーに自信を深めたのか、「目標は3位以内でしたが、優勝目指して頑張ります」と上方修正した。
この日、会場には同志社大ゴルフ部のコーチを務めるプロゴルファーの水巻善典も訪れた。「コーチ自身の試合が終わった次の日に」来るほど指導にも熱心だそうだ。自分の試合の合間を縫って、時間を割いているらしい。ぜひともコーチに最終ラウンドにうれしい報告をしたいところだ。
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