男子では東北福祉大学勢が上位を占め、その層の厚さを示した形だが、女子も負けてはいない。沖せいら(東北福祉大学3年)が4バーディ・3ボギーの1アンダーパー71をマークして、トップタイに並んだ。
関東女子学生ゴルフ選手権では、ドライバーショット不調で佐藤絵美の3度目の優勝を許したが、2位と好成績を残して臨んだ本選手権。会場の加古川ゴルフ倶楽部は距離は短いものの狙いどころは狭い難コースだが、「しっかりと狙っていったところに打てている」と懸案のティーショットも安定感を取り戻した気配だ。
復調したティーショットのくわえ、パッティングもタッチが合い、沖いわく「1日中、噛み合っていた」という。パ
ーオンして、1パット、2パットというゴルフが続いた。悔やまれるのは後半に入って、12番、17番でのボギー。いずれもパーオンしながら20メートル以上のファーストパットを寄せきれず3パットしたものだ。「ラインが読みきれていなかった」と反省する。
日本女子学生では、2011年12位タイ、2012年8位タイと常に上位に顔を出している沖。そろそろタイトルがほしいところだ。「優勝とか考えると空回りするので」まずは第2ラウンドのプレーだけに集中する。
昨年は男女ともに東北福祉大学勢が優勝(男子:松山英樹 女子:佐藤絵美)しているが、今年もその可能性が出てきた。果たして、2日後にはどんな結果が待っているか。
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