全国大会は生れて初めての出場という木戸公三(茨木)が3バーディ・5ボギーの75でホールアウト。首位と2打差の3位タイにつけた。10番からティーオフした木戸は、13番でボギーが先行するものの、15番で「10メートル以上はあった」というバーディパットを沈めて見せた。その後は16番でボギーを叩いたが、前半を1オーバーパーで終える。折り返し直後には連続ボギーを喫したが、4番、5番の2つのパー5でしっかりとバーディを奪う。
10メートルを決めるなど好調なパッティングには、「練習ラウンドでキャディが、このコースはラインを浅めにとって強めに打つのが合っている」と教えてくれたからだという。その言葉を守って好調なプレーを続けてきた木戸が悔やむのは、「この1ホールだけだった」という8番のパットのミス。「1メートルを左に引っ掛けて」のボギー。それでも「今日のスコアは出来過ぎです」と、好スコアに表情も緩む。初の全国大会は「コースは難しいし、皆さんも上手で」と面喰うこともあるが、「これだけ良いスコアが出れば…やっぱり楽しいですね」と、笑顔を見せる。「3日間で通算10オーバーパー」という目標の第1関門は、勇躍切り抜けた。
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