これまで数多くの全国大会に出場し、上位成績を残してきた亀井隆(唐沢)。この日は16番で下り6メートルのパットをねじ込んで前半を1アンダーパーで終えると、後半も2ボギーで凌ぎ、73でホールアウト。首位と1打差の3位タイと好位置につけた。「今日はアイアンショットが良くて、前半はピンチもなく」と淡々と話す亀井。
しかし、後半の2ボギーに話が及ぶと「あれは両方とも3パットで…それが残念」と一瞬、悔しさを見せた。本選手権は2010年大会から4年連続出場ながら自身最高順位は、ルーキー年の6位タイ。日本アマや日本ミッドアマの常連でもあるが、不思議と優勝の経験はない。絶好のスタートにも「ベスト10には入れれば」と欲を見せない。
それでも、「12番からの3ホール。セカンドショットの精度を求められるこのホールをうまく切り抜けられれば…」という亀井が語るキーホールを凌げれば、全国大会初優勝も夢ではない。
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