亀井隆(唐沢)が2バーディ・4ボギーの74でホールアウトし、通算3オーバーパーで首位と3打差の2位と好位置をキープしている。
1番ホールからスタートした亀井は、3番でボギーが先行すると4番(パー5)では「ティーショットを5番ウッドで刻んだのに…」と悔やむ連続ボギー。7番(パー5)も3打目の残り距離を「70ヤードと思ってサンドウェッジで打ったら、グリーン手前。自分のクラブ選択ミス」というボギーで前半39で「これで終わったかと思った」と、諦めかけたという。しかし、昨日もアンダーパーをマークした得意の10番ホール以降の9ホールは、この日も亀井を救った。昨日、キーホールと話していた12、13番をパーで凌ぐと、14番ではティーショットをフェアウェイ真ん中に運ぶと、ピッチングウェッジの2打目も3メートル。このスライスラインをねじ込んで、「全てが完璧だった」という内容でこの日初バーディを奪う。その後は17番をボギーとしたが、最終18番でアプローチを1.5メートルに寄せてバーディフィニッシュ。逆転優勝も狙える順位で明日の最終ラウンドを迎えることになった。
それでも、亀井は「いやぁ…自分は下手ですから。昨日はベスト10を目標と言っていましたけれど、この順位でも大きなことは言えません」と、笑う。この2日間、1番からの9ホールでオーバーパーを叩いているだけに、「明日、前半で我慢できれば…」チャンスはあると思っている。しかし、そのチャンスとは「あくまで初優勝ではなく、上位フィニッシュです」と、最後まで謙虚な姿勢を崩さない亀井だった。
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