本選手権4回目の出場となる酒井佳樹(ザ・トラディション)が2バーディ・2ボギーの72でホールアウト。イーブンパーで4位と大健闘を見せた。酒井は6番まで「2ホールぐらいで、2メートルのチャンスがあった」というが、スコアを伸ばせず迎えた7番で先にボギーを叩いて前半を37で終えると、15番(パー3)で8メートルのバーディパットをねじ込みこの日初バーディを奪う。16番で1メートルのパーパットを決められずボギーとしたが、17番でグリーン奥のバンカーからチップイン・バーディを決めた。
「パーオンできなければボギーであれば許せるかな」というほどの難グリーンに手を焼いたが、今日は3パットがなしと安定したパッティングが好スコアにつながった酒井。「16番の1メートル。あれは、もったいなかった」と、アンダーパーでのプレーを目前としていただけに1つのミスが大きく悔やまれる。それでも、「パープレーなんて、大満足です」と笑顔を取り戻した酒井は、「明日終わって良い位置にいられれば」と4回目の挑戦で初の上位入賞を目指して残り2日間を戦う。
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