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競技報告
【単独首位の榊原は「パットに救われた」】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
開口一番に「ショットは良くないです」と話し始めたのは、2アンダーパーで単独首位に立った榊原吉規(知多)。榊原は6番(パー5)でアプローチを寄せてバーディを先行させるも、8番(パー3)のティーインググラウンドで「風と寒さもあって、5番アイアンにしようか6番アイアンにしようか迷った」末に手にした6番アイアンのティーショットが「すごいダフリ」でグリーン手前の池に。このホールでトリプルボギーを叩いて前半は38で終える。しかし、後半は各選手が苦しめられたグリーン上で冴えを見せる。12番で175ヤードのセカンドショットを6番アイアンで2メートルにつけてバーディを奪うと、続く13番(パー5)では230ヤードのセカンドショットを3番ウッドでグリーンに乗せ、連続バーディ。16番、18番ではともに1.5メートルを見事に沈めて、4バーディを奪った。

「今日はパッティングにつきます。前半で13、後半11の合計24パットですから」と相好を崩す。練習ラウンドでは、「全然タッチが掴めなくて、今日も恐々打っていた」というが、終わってみれば、その慎重さも好スコアにつながったのかもしれない。「今日のスコアは予想外です」と驚きの表情の榊原だが、今年は中部ミッドアマを制するなど調子自体は悪くない。「明日はオーバーパーを打たないように。特に8番ですよね」と笑顔を見せる榊原は、ショットの調整のために足早に練習場に向かっていった。

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