今年の中部ミッドアマチャンピオンの榊原吉規(知多)は、2アンダーパーの首位で第2ラウンドをスタート。前半、11番で50センチのパーパットを外し嫌な流れとなりかけたが、13番(パー5)で計算通りスコアを戻す。しかし、時折コースを吹き抜ける風に榊原は惑わされる。
14番では「奥からのパットは嫌で」アプローチを寄せきれずボギーとすると、18番では3打目地点で「自分はフォローの風を感じていたのですが、実際はアゲインストで。砲台グリーンの手前に落ちてしまった」とボギーでハーフターン。後半は2番(パー5)で2打目を木に当てながらバーディを奪うも、終盤の7、9番でボギーを喫し、この日2バーディ・5ボギ
ーの75。3つスコアを落とし通算1オーバーパーの2位に後退した。
「このグリーンは奥にいったらノーチャンスだから、手前にという戦略を立てていましたが、風を読み切れず、思ったよりもショートしてしまって…」と、苦笑い。「明日は最終組の1つ前で気楽にプレーしたい」とホールアウト後に語っていたが、1打差2位は大会連覇を狙う塩月と最終組でのプレーが確定した。
「前半、早めにバーディを奪って気楽にプレーできれば…とにかく手前から安全に。慎重なプレーに徹したい」と最終組での優勝争いのプレッシャーをはねのけて、思惑通りのスタートを切れるだろうか。
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