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Championship Reports
競技報告
【日本は2オーバーで2位タイに後退、オーストラリアが首位に】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
Su-Hyun Oh(AUS)
第35回クィーンシリキットカップアジア太平洋女子招待ゴルフチーム選手権は18日、台湾のサンライズG&CCで第2ラウンドを行った。

首位タイでスタートした日本チームは、保坂真由(埼玉栄高校3年)が、この日4バーディ、2ボギーの70で個人3位に入る活躍でチームを牽引。チームリーダー柏原明日架(日章学園高校3年)は、本調子には程遠い内容ながも3オーバー75で回りチームに貢献。昨日チームを牽引した森田は、ショットの精度を欠き77でホールアウト。日本は、通算チームトータル2オーバーとし2位タイに後退。

トップに立ったのは、優勝候補のオーストラリア。オーストラリアは、ベストスコア68をマークし
タイチーム
韓国7連覇に黄色信号
た世界女子アマチュアランキング4位のSu-Hyun Oh の活躍で、この日チームスコアを3つ伸ばし、通算1オーバーパーで、2001年以来12年ぶりの優勝に大手をかけた。日本と並び2位タイには、タイ国。7連覇のかかる韓国は、3打差の4位に踏みとどまり、更に2打差の5位にはホストチームの台湾が続く。

この6年間韓国が他チームを寄せ付けぬ圧倒的な強さで優勝を果たしてきた。しかし、今大会では、大幅な世代交代の影響により韓国チームの元気がない。

久々に巡ってきた優勝のチャンスに、各国の意気込は強い。首位に立ったオーストラリアは、2011年の歴代ワーストの9位タイを経験しチームを再建。昨年本大会3位に入り、世界女子アマでも3位タイに入る躍進を果たし、万を持して臨んだ今大会では、世界ランカーを揃え悲願の優勝を狙う。2位タイのタイ国は、本大会未勝利。ホスト国として迎えた2005年大会では、最終日の17番ホールまでトップに立ちながら、当時アマチュアだったヤニ ツェンの18番でのチップインイーグルで逆転され2位に終わって苦汁をなめた。昨年から1998年全米女子オープンでセリパクとのプレーオフに敗れたJenny Chuasiripornをチームコーチに迎え選手強化を図り、久々に迎える優勝争いへのモチベーションも高い。

日本は、2002年マレーシア大会にて、韓国との5ホールに及ぶプレーオフを制して以来、優勝から遠ざかっている。2007年から国立スポーツ科学センターを利用しフィジカル強化を図り、積極的に選手を海外へ個人で派遣し選手強化を図ってきた。来年に迫った世界アマチュアチーム選手権日本開催に向けても、優勝にかける想いは強い。

明日の最終組は、日本、オーストラリア、タイ国。それぞれの想いの詰まった優勝争いは、どんなドラマを生み出すのだろうか。

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