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[国際競技]
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JGA National Team Official Supplier |
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【チームをけん引した保坂だが、16番のミスに泣く】 |
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最終ラウンドを最終組でプレーすることとなった保坂真由(埼玉栄高校3年)。保坂は、2番ホールで7メートルを沈めて、幸先良いスタートを切る。しかし、2002年大会以来の優勝がかかるプレッシャーからか、「パットとアプローチが全然合わなくて、パーオンできなかったホールでパーを拾いきれず崩れてしまった」というように、3番でアプローチミスから1.5メートルのパーパットを外すと、続く4番は3パットで連続ボギー。それでも、その後は10番までパーを積み重ね、日本チームがオーストラリアを逆転し、1位に躍り出る。直後の11番で再びアプローチを寄せきれずボギーとするも、13番ではティーショットを左にミスしながら、必死
のパーセーブで、悲願の優勝は目前にまで迫っていた。
チームの思いがひとつになり迎えた16番(パー3)で、しかし、保坂は悔やんでも悔やみきれないミスを犯してしまう。「安全に大きいクラブに持ち替えた」ティーショットは、「力が入ってしまって…」よもやのミス。このショットはグリーン左の池に消えてしまった。結局、保坂はこのホールをダブルボギーとしてしまい、最終18番も3.5メートルのバーディパットを外して優勝杯はオーストラリアに渡ってしまった。「16番のダブルボギーで頭の中が真っ白になってしまって…気持ちを切り替えて17番をパーで凌いだのに、最後も決めきれず…本当にチームのみんなに申し訳なくて…優勝できなくて残念です」ホールアウト後、そう絞り出すのがやっと。「悔しさを忘れずに…」と、泣きはらした眼で必死に言葉をつないだ保坂。
不調にあえぐ柏原に変わり、第2ラウンドにはチームベストの70をマークするなど、森田とともにチーム戦2位に大きく貢献した。ショットの不調から数多く訪れたピンチもアプローチとパットで凌ぐプレースタイルは、初の国際競技でも光ったが、最後の優勝争いのプレッシャーは、保坂にとって初めての経験だった。保坂の双肩にかかった目に見えない重責を思えば、誰も16番のミスショットを責める者はいないだろう。それでも、保坂は、悔し涙を隠さなかった。その涙は、充実した3日間の思い出とともに、日本代表の重みを保坂の胸に刻み込んだことだろう。次の国際競技はホスト開催となるネイバーズトロフィーチーム選手権。その舞台で、チャイニーズタイペイで流した涙を嬉し涙に変えられるかは、これからの保坂の努力にかかっている。
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