2005年から本選手権を3連覇した林恵子(総武)がこの日、2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの3オーバーパー・75で回り、首位と2打差の3位タイにつけた。久しぶりに優勝のチャンスが巡ってきた。
「雨で地面がぬかっていて、ダフったりして、難しかった」と第1ラウンドのコンディションについて振り返った。その中でダブルボギーを叩くシーンもあったが、「出来すぎ。パットがよく入ってくれた」とスコアを何とかまとめることができた。「グリーンの外からパターで2回も入った。ついていた」と笑う。
7年ぶりの優勝のチャンスには「歳もとったしね。みんなのゴルフを見て、若い人の飛ぶゴルフや熟練の技を見たい」とその気を見せないが、3連覇した実力は伊達ではない。
後に三木逸子が5連覇を達成し、記録は更新されたが、その当時では誰もが認める第一人者だった。60歳になった今でも、後輩たちから尊敬され、目標とされる存在だ。
久しぶりの最終ラウンド最終組だが、「いい雰囲気で回れればいい。明日までツキが続いていればいいな」と端然と構える。勝てば7年ぶり4回目の優勝となる。歴代チャンピオン3人が顔をそろえる最終組でひときわ光る存在である。
|