第1ラウンドは3オーバーパーの75と出遅れていた蛭田みな美が、第2ラウンドは別人のような好調なゴルフで65をマーク。一気にマッチプレー進出へのボーダーラインを突き抜けていった。
「昨日は、パットが決まらなくて、チャンスはものにできず、ピンチはしのげず…という最悪の展開になってしまいました。ホテルに戻って、引率してくれている父親とパッティングの話をしました。“ストロークのリズムが早くなりすぎている。セットアップに入る前に深呼吸してみたらどうだ”とアドバイスしてくれました」。
これを守ってルーティーンに取り入れると、いいリズムのストロークが戻ってきたという。ショットも冴えた。12番3メート
ル、13番4メートル、16番3メートル、17番2メートル。後半にターンして4、5、6番と判で押したように1.5メートル。ピン近くにつけたチャンスは、ことごとくパットも決まった。8番では7メートルも決めるおまけつきで8バーディ・1ボギーという「満点に近い、いえ自己ベスト(これまでは66)の更新ですから満点のゴルフですね」。
石川高校の2年生。日本女子アマは中学3年生だった一昨年以来2度目の出場になる。「前回は2日間で終わってしまったし、昨年はエントリーミスで出場できなかったので、今回は、いろいろな意味でリベンジというのが、自分の中でのテーマです。ベスト4に食い込んで日本女子オープンへの出場権を手に入れるのが目標です」。
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