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Championship Reports
競技報告
【蛭田みな美が3and2で佐藤耀穂を下し、初優勝を果たす】
第6日 競技報告:JGA 写真:Y.Watanabe
初優勝の蛭田みな美(左)とランナーアップの佐藤耀穂(右)
3位の橋本千里(左)と4位の三浦桃香(右)
2014年度(第56回)日本女子アマチュアゴルフ選手権競技は29日、茨城県の大洗ゴルフ倶楽部でマッチプレー決勝戦と3位決定戦を行った。36ホール・マッチプレーで争われる決勝戦は、準々決勝でメダリストの権藤可恋(佐賀)、準決勝で橋本千里(東名古屋)を退けた蛭田みな美(石川高)と、準々決勝でJGAナショナルチームメンバーの勝みなみ(鹿児島高)、準決勝で三浦桃香(フェニックス)を下したJGAナショナルチーム候補選手の佐藤耀穂(埼玉栄高)の対戦。

昨夜半から降り始めた雨の中、決勝戦は7時にティーオフ。前半の18ホールを終えて佐藤が1upのリードを奪った。30分間の休憩の後にスタートした後半。佐藤は22ホール目を終えて3upまでリードを広げ、このまま優勝杯を手にするかと思われたが、ここから蛭田が粘りを見せる。24ホール目、25ホール目を連続バーディとして佐藤との差を1upまで詰めると、蛭田は28ホール目もバーディを奪い、勝負はオールスクウェアに。蛭田は続く29ホール目もバーディを奪い、ついに決勝戦で初めて1upと佐藤をリードする。その後は、勢いに乗る蛭田に対し、佐藤がボギーを叩いて自滅。32ホール目に蛭田が3upまでリードを広げ、33ホール目、34ホール目は両者パーで分けて勝負は決着。蛭田が3and2で佐藤を下し、嬉しい初優勝を飾った。

なお、18ホール・マッチプレーで行われる3位決定戦は、橋本千里が三浦桃香を7and5の大差で下した。

本選手権は、クオリファイング第1ラウンドが予定されていた24日が雷雨のために翌25日に順延。昨年に続いて予備日が使用されることとなり、決勝戦が行われた29日の日曜日にずれ込んだ。さらにLPGAツアーでも活躍目覚ましい10代の選手が数多く出場し、連日100名を超えるギャラリーが観戦に訪れ、日本一を決する戦いに熱い視線を送っていた。雷雨やギャラリーの受け入れ等、会場の大洗ゴルフ倶楽部は、本選手権の成功に向けて、万全の準備を整えていた。素晴らしい舞台を提供いただいた大洗ゴルフ倶楽部、俊英たちの白熱した試合展開が、今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権競技を記憶に残るものにしてくれたことは、間違いない。

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