第1ラウンド終了時点で首位だった小木曽喬(福井工業大学附属福井高校3年)は、この日はパープレーに終わり、スコアを伸ばすことができず、通算7アンダーパーで2位に後退した。
スタート前に「第1ラウンドでいいスコアが出たので、今日は苦しむかも」という「予感」はあった。10番からスタートして、12番ボギー、13番ダブルボギーとスコアを崩し、さすがに「ここまで」悪いかという予想を超える最悪のスタートを切った。このあと、14、17、18番でバーディを獲り返し、この日のスコアをイーブンパーに戻した。さらに1番でもバーディを獲り、「いい感じに」後半には入れたが、4番(パー3)でまたも思わぬ落とし穴が待っ
ていた。
8メートルに1オンしたが、バーディパットをショート。下りのパーパットを外し、さらに1メートルもオーバーしてしまった。結局、この返しのパットも外し、1オン4パットのダブルボギーだ。このあとは8番でバーディを獲り、イーブンに戻すのがやっとだった。
ボギー、ダブルボギーという「最初から考えればいいスコアかもしれないが、一度イーブンパーに戻してから、また」という流れを考えると、「ダブルボギーが2つ。自分らしいゴルフになっていない」と納得がいかない。
「ショット自体は調子がいいので、つい狙っていってしまい、罠にはまってしまう」という。また、開催コースの霞ヶ関CC・西コースについて「いい方向に行っているときは簡単に思えるが、悪い方向に行くと難しく感じるコース。今日は難しかった」とコースの難しさを語った。
だが、最終ラウンドを前にして、首位とはまだ1打差。チャンスは十分にある。「ショットの調子はいい。ショートパットでポカしないように」と気持ちを切り替えていた。史上初の日本アマ、日本ジュニア同一年制覇にむけて、反攻を誓う。
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