日本ジュニア初出場の池田悠希(崎辺中学2年)の快進撃が止まらない。第2ラウンドは10番ホールからのスタート。「緊張はしませんでした」という通り、14番までスコアカード通りのパープレー。15番(パー5)で50ヤードの3打目を寄せきれず3パットのボギーを叩くが、「いつもボギーの後は、パーを獲ることを心掛けている」という池田は、慌てるそぶりも見せず直後の16番(パー3)で9番アイアンのティーショットを1メートルにつけてバーディを獲り返す。このバーディで15番のミスを帳消しにした池田は、17番(パー4)で右ラフから残り130ヤードのセカンドショットを52度のウェッジで直接放り込むチップインイーグルを奪
ってみせ、前半を2アンダーパーで終える。
後半は1番でこの日2度目の3パットのミスでボギーを叩いたほか、得意のドライバーショットが乱れて2度のボギーを叩いてしまう。しかし前半同様にすぐにバーディでスコアを戻す粘りのプレーで、1オーバーパーで凌いで、1アンダーパーの70でホールアウト。出場選手で唯一人2日間連続でアンダーパーをマークした池田は、通算6アンダーパーまでスコアを伸ばし、2位以下に7ストロークの大差をつけて初優勝に王手をかけた。
これだけの差をつければ、明日の最終ラウンドは無難なプレーをすればと思うが、池田にそのような気持ちは毛頭ない。「今日までの調子で明日もアンダーパーをマークしたい。2位との差は気にしないで、守りのプレーに入らず、最後まで責めのプレーをしたい」凛々しい表情で語る池田に、今のところ死角は見られない。
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