ただひとりのアンダーパー。「ホールロケーションが難しくて、なかなかバーディをとれない」と選手たちが口を揃える中で、河野杏奈(松沢中学3年)が別次元のゴルフを展開した。10番ホールからのスタートとなった第2ラウンド、14番(パー5)で左ラフから50ヤードの第3打を3メートルにつけたのが初バーディだった。16番(パー3)では6番アイアンのショットをピンそば30センチにつけて前半は34。後半にターンすると2番でフェアウェイからピッチングウェッジでの第2打を1メートルに。そして、上がりの8、9番を連続バーディに仕上げてボギーなしの5バーディ、67のビッグスコアで一気に抜け出した。第2ラウンドを終えて、
通算アンダーパーは、河野ただひとり。2位に6ストロークの大差をつけて独走態勢に入った。
小学1年生から始めたゴルフ。今年に入って大幅な飛距離アップを果たした。コーチについたのが、飛ばし屋への変身のきっかけだった。それまでの左手ウィークグリップをセミストロングに矯正され、練習場で打ち込んでいくうちに「ドライバーで30ヤード近く飛ぶようになった。アイアンも確実に1番手は違うようになりました」。
飛距離アップしたことで、ゴルフの内容も変わった。ステディーなゴルフから積極的にターゲットを狙っていく攻撃型ゴルフに。この日は、ドライバーショットがわずかに引っ掛かり気味でラフに転がり込むホールもあったが、パワーアップしたアイアンショットでグリーンをとらえただけでなく、ショートアイアンを手にしたときには、ピンを狙ってバーディにつなげるシーンもあった。
「飛距離が伸びたことで、バーディが取りやすくなったのは間違いありません」。
河野のゴルフで進化したのは飛距離アップだけではなかった。「5月ぐらいまでは、ボールを上げて寄せるアプローチショットができなかったのですが、それもコーチに教えてもらってマスターできました。攻めていって(グリーンを)はずした後の処理もできるようになったので、より積極的に狙っていけるようになったのだと思います」。
5バーディ・ノーボギーという第2ラウンドのラウンド内容が、何よりも河野の急成長を物語っている。
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