古田幸希(東北福祉大学 4年)は、現在取り組んでいるスウィング改造の最中で、その「課題をやりきれてなく、しっくりとこない」中、6バーディ・1ボギーの5アンダーパー67をマークし、通算4アンダーパーの4位タイに浮上してきた。
7月に優勝を狙っていた日本アマチュアゴルフ選手権競技では、準決勝で小木曽喬に破れ、そのあとに挑んだファーストクォリファイングトーナメント(7月29日~31日 房総G房総C)を2位で通過した。その後コーチと相談して、将来を見据えてスウィング改造に着手した。ダウンスウィングでクラブがなるべく縦の位置を維持しながら、インパクトを迎えるようにしている。
ただし、なかなかこの課題をこなしきれていない。17番では240ヤードの第2打で3番ウッドを使って、「少し上からつぶして打とう」と意識をしたところ、まさかのチョロ。結局3打目をピンにつけることができて、バーディとしミスを帳消しにしたが、まだまだスウィングは発展途上であることを露呈した。
本人は「徐々に試してできるようになれば」とあせってはいない。この日はたまたま「パットが大活躍してくれた」おかげで好スコアをマークすることができた。大学も最後の年なので、「日本学生」のタイトルは喉から手が出るほど欲しいはずだ。それでも今、自分に求められている課題を優先している。ただし、明日もいい順位につけることができれば、最終ラウンドは違ったプレースタイルになるかもしれない。
明日は古田にとって、鍵となる重要な3日目になりそうだ。
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