比嘉一貴(東北福祉大学 1年)は、この日も前日に続き、グリーン上で苦労した。グリーンの複雑な傾斜を読みきれない。自分のタッチとグリーンの傾斜をうまくあわせることができなかった。
前日ホールアウト後、パットの練習をするつもりだったが、ショットの練習を終えて、いざパッティンググリーンに向かうところで、雷雲接近のためクローズとなってしまった。これは彼にとって大きな誤算だった。仕方なく、ホテルに戻ってから素振りをしたものの、しっくり来ない。
そのため、この日のスタート前のパッティング練習に時間を割いた。普段は10~15分くらいしかスタート前にパッティング練習はしないが、倍の30分も時間をかけた。それでも多少ロングパットの距離感はあうようになったものの、タッチとラインはあわなかった。
とはいえ、この日は5バーディ・1ボギーの4アンダーパー68をマークし、通算6アンダーパーとして、首位と4打差の3位に順位を上げた。「首位との差は前日から変わっていない。あと2日間あるので、一生懸命やるだけ。チャンスはあると思うのでそれを逃さないように、明日からいかに取れるか」とあきらめていない。
今日こそ「パター練習します」と、勝負はパットの調子如何にかかっている。
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