前日、自己ベストスコアの67をマークした小西奨太(大阪学院大学 3年)が、この日も5バーディ・ノーボギーの5アンダーパー67で回り、通算10アンダーパーで単独首位に立った。
10番ホールからスタートした小西は、10、11番とバーディチャンスにつけるも1~2メートルのパットを外し、好調だった前日とは流れが違うと感じた。そこで「気をつけていこう」と思った矢先の12番で、グリーン手前10ヤードからのアプローチをチップインバーディとして、悪いほうに傾きそうだった流れを引き戻した。この12番から3連続バーディを奪い、「波に乗った」。後半も2バーディを奪い、連日の自己ベストスコアとなった。
この日も前日と同じく、ホールロケーションと同じ段に乗せることを心がけた。「アイアンの距離感がいいので、ピンと同じ段に乗せること」に成功した。また、この日のホールロケーションは手前が多く、「やさしい位置だった」ことも幸いした。この2日間はコースマネージメントがうまくいっているようだ。
日本学生は過去2年連続出場し、1年生の時に33位タイ(昨年はカット)と上位進出を逃している。「まずは後半のラウンドに進出することが目標だったので、ほっとしています」というが、第2ラウンドを終えてこの順位ならば、目標を大きく修正する。単独首位にも「こんな全日本の大会で上位にいるのは初めてで、ちょっと楽しみ」と臆することはない。「相手を気にせず、スコアを伸ばせるだけ伸ばしたい」と3日目のプレーも楽しみだ。2日間、自己ベストスコアの67をマークしたので、さらにベストスコアを「更新したい」と、66以下のスコアを狙っている。更なるベストスコア更新がなるか、楽しみだ。
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