松田唯里(福井工業大学 2年)は、5バーディ・2ボギーの3アンダーパー69で首位タイの好スタートを切った。1番でいきなり2メートルのパットを沈め、バーディ発進。5番ボギーもすぐさま6番バーディで取り返す。9番で再びボギーも後半に入ると、13番3メートル、17番10メートル、18番1メートルのバーディパットを決めた。
「今日はラフに1回しか行かなかった」とティーショットの調子がよく、フェアウェイキープできたことが好スコアにつながった。「アイアンショットもいいところから打てたのでピンにつけられた」とバーディを量産した。会場のスプリングフィールドゴルフクラブは「ラフが深くて、グリーン周りのバンカーも多い。フェアウェイにいかないとボギーになってしまう」と、その難しさを教えてくれた。それだけにこの日はフェアウェイキープできたティーショットが好スコアの要因だ。「できすぎ」と振り返る。
昨年の日本女子学生では、首位と8打差の5位タイに終わっている。今年は勝ちたいところだろうが「優勝は意識していない。地道に回ろうと3日間でイーブンを目指している。これで貯金ができたので良かった」と淡々と語る。今年の日本女子アマチュア選手権競技では、ベスト8まで進んだ。高校生が中心の今の女子アマチュアゴルフ界で、大学生として一人気を吐いた。その実力は本物だ。第1ラウンド、同じスコアには沖せいら、井上りこが並んでいる。2日目以降もこの3人が優勝争いの中心になりそうだ。
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