2014年度(第21回)日本ミッドシニアゴルフ選手権競技は11日、奈良県の奈良国際ゴルフ倶楽部で第2ラウンドを行った。首位と5打差に23人がひしめく大混戦となった本選手権。イーブンパーでスタートした宇都宮正喜(美加ノ原)と近藤正耿(北九州)がスコアを伸ばせず優勝争いが混沌とする中、2打差の4位タイでスタートした丸山和美(小倉)が2バーディ・3ボギーの73をマークし、通算3オーバーパーでホールアウト。丸山に追いすがったのは、1打差3位スタートの真鍋高光(大博多)。真鍋は、16番を終えて1つスコアを落としながらも、17番のバーディで通算2オーバーパーの単独首位で最終ホールを迎える。このホールをパーで凌げば真鍋の初優勝となったが、ティーショットのミスからまさかのボギーフィニッシュ。丸山と真鍋は、通算3オーバーパーで首位タイに並び、優勝争いはプレーオフにもつれ込んだ。プレーオフは、1ホール目に真鍋が1.5メートルのパーパットを外したのに対し、1メートルにつけた丸山がこれを慎重に沈めて決着。丸山が逆転で嬉しい初優勝を果たした。1打差の3位タイにはこの日ベストスコアタイの72をマークした菅原健(日本パブリック協会)と、平澤良雄(日本パブリック協会)が入賞。
首位タイでスタートした近藤は6つスコアを落とし通算6オーバーパーの6位タイ。宇都宮はパットに苦しみ、終盤4連続ボギーを含む7ボギーとスコアを落とし通算7オーバーパーで8位タイに終わった。
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