2014年度(第36回)日本シニアゴルフ選手権競技は14日、兵庫県の小野ゴルフ倶楽部で最終ラウンドを行った。秋晴れの絶好のコンディションに恵まれた小野ゴルフ倶楽部だったが、厳しいホールロケーションと正午ごろから吹き始めた強風に各選手が苦しめられる。2打差で後を追う引地理策(日清都)と奥中貫視(泉ヶ丘)も序盤からスコアを崩す中、通算3オーバーパー首位でスタートした小久江正人(ホロン)は、8、9番の連続ボギーはあったものの、前半を38で凌ぐ。引地と奥中に変わって、地元関西の中辻厚雄(泉ヶ丘)が前半パープレーで小久江を追うが、中辻も後半はボギーが先行する苦しいプレーに。中辻は最終ホールでダブルボギーを叩き、万事休した。一方、逃げ切りを図る小久江は後半も2バーディ・4ボギーにスコアをまとめ、この日76の4オーバーパーでホールアウト。通算7オーバーパーで嬉しい初優勝を決めた。4打差2位には地元関西の中辻厚雄、さらに1打差の3位に日本シニアオープンローアマチュアを獲得した木村利治(水戸グリーン)が入賞した。
本選手権3連覇を狙った松本新語(久米)はこの日も83と精彩を欠き、通算25オーバーパーの30位タイに終わった。
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