本大会2人目の2連覇に向けて好スタートを切った塩田美樹子(十里木CC)。
「昨年は、初出場で大会の雰囲気もわからず、自分のゴルフをすることだけ考えてプレーいたが、今年はディフェンディングチャンピオンとして恥ずかしくないプレーを見せられるように心がけた」と塩田。出だしの1番と4番でアプローチを寄せきれずボギーとするも、5番で100ヤードから1メートルにつけてバーディを奪うと、続く6番でも70ヤードからOKに寄せて連続バーディ。8番でグリーン奥12メートルから3パットのボギーとして前半を37で折り返した。
後半11番でバーディを奪いイーブンに戻して迎えた14番。セカンドショットをグリー
ン左のバンカーに入れ、3打目のバンカーショットは、思ったより砂が薄くハーフトップしグリーンオーバー、返しのアプローチも寄らず痛恨のダブルボギーとしてしまった。続く15番も気持ちを切り替えられずボギーとし、後半は38、トータル3オーバーパーの75でホールアウト。トップと3打差の2位につけた。
「出入りが激しく、調子が良くなかった割にはよく耐えたと」とラウンドを振り返る塩田に焦りはない。
「昨年優勝して、日本女子アマチュアと日本女子オープンに出場することができて自分のゴルフが大きく変わりました。自分は、攻撃的なプレースタイルなのですが、ボギーを打つとなかなか気持ちを前向きに持って行くことができず、ボギーを怖がって攻め切れないことが多かったのですが、日本女子アマでマッチプレーに進出した選手とラウンドした時に、ボギーを打っても、その分バーディを多く取る強気プレーをしているのを見て、自分もボギーを恐れず、気持ちを強く持つことを学びました」
「日本女子オープンでは、初めての大きな舞台でトッププロに混じって第2ラウンドで良いプレーができて自信がついた」と塩田は、自分のプレーに大きな影響を与えた2試合についてコメント。
「優勝して人から注目されるようになり、身が引き締まる思いでこの一年プレーしてきた。以前より集中して練習もできるようになった。明日はディフェンディングチャンピオンとして恥ずかしくないプレーをし、この一年間で学んできたことを出し切りたい」と再び訪れた最終組でのラウンドに対して、塩田に迷いはない。
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