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Championship Reports
競技報告
【勝は初の日本代表に「心の弱さがわかった」】
第3日 競技報告:JGA 写真:JGA
「最終ラウンドは、チームの状況は把握しながら、プレッシャーに打ち勝つプレーがしたい」と話していた勝みなみ(鹿児島高校1年)。ライバルの韓国がバーディを積み重ねて大会最多となる16度目の戴冠を果たす中、ひとつでも順位を上げたい日本チームの中で、どれだけ自分がスコアを伸ばせるかという課題を背負いながらのプレーとなった勝だったが、その結果は、自分の未熟さを思い知らされるものとなってしまった。

スタートの1番でボギーを叩いた勝は、2番で10メートルのバーディを決めて見せたものの、6番で1.5メートルのパーパットを外してボギー。後半も11番で、1.5メートルを外すと、13番ではアプローチを寄せきれ
ずダブルボギーを叩いてしまう。13番を終えて4オーバーパーとスコアを落とした勝は、「残りホールで全てバーディを獲ろう」と気持ちを奮い立たせ、その思い通り14、16、17番で3バーディを奪ってみせる。しかし、最終18番でボギーを喫し、この日は4バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの74。2オーバーパーに終わり、一度もアンダーパーをマークすることが出来ずに初の国際競技を終えた。

「森田さんが1オーバーパーで頑張ってくれたのに…」ふがいない自分のプレーに悔しさを隠しきれない勝。「優勝した韓国もオーバーパーは打ってこない。そこに自分の弱さ…心の弱さを実感させられた」と唇を噛む。「個人戦と団体戦の違いは、心のどこかにあったかとは思う。けれど、団体戦のプレッシャーに負けていてはダメだと思う。これから、どんどん団体戦に向けてメンタルを鍛えていかないと。個人で日の丸を背負うことと、団体戦でそれをする違いが少しわかった気がする。この経験を活かしていきたい」ニュージーランドアマで見せたように、勝個人の能力は疑うまでもない。それをいかに団体戦でも発揮できるか。世界女子アマに向けて、技術や体力だけでなく、いかに心を成長させることが出来るか。勝の成長に期待したい。

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