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Championship Reports
競技報告
【サンライズG&Cを知り尽くしている勝が-2でチームに貢献】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
ホールアウト風景
会場のサンライズゴルフ&カントリークラブは毎年、台湾アマチュアゴルフ選手権の舞台となっている。勝みなみ(鹿児島高校1年)は、個人派遣で2012年大会4位、2013年大会2位と好成績を残しており、このコースの特徴を十分に掴んでいる。その経験を活かすところに勝の非凡さを感じさせる1日となった。

スタートの1番。勝はセカンドショットがショートすると、アプローチはピンを3メートルオーバーしボギー発進。3番も13メートルのロングパットを寄せきれず3パットのボギーと出だしで躓いた。しかし、勝は慌てるそぶりを見せない。4番で4メートルを決めると、6番(パー5)では3番ウッドで200ヤードのセカンドショ
ットをグリーンに乗せてバーディを決めてスコアをイーブンパーに戻す。「ボギーが先行しましたが、このコースはパー5の距離が短いので、そこでスコアを戻せると思い、焦りはありませんでした」と、思惑通りのプレーで「あまり好きではない」前半の9ホールをパープレーで凌いだ。

ショットも復調しだした後半は、10番で4メートル、13番(パー5)では50ヤードの3打目を30センチ、14番で6メートルと3つのバーディを奪ってみせた。ボギーは11番の1ホールに抑えた勝は、この日5バーディ・3ボギーの70。2アンダーパーでチームに貢献した。

「前半で短いバーディパット、パーパットを外したのが悔やまれますが、ショットは安定していました。後半もボギーを叩いても慌てることなくプレーが出来ました。第1ラウンドにしては、良い内容で手ごたえもありました」と、笑顔を見せる。

LPGAツアーで史上最年少優勝記録を更新し、一躍、時の人となった。偉業達成から2カ月余り。喧噪のなかで練習を積み、多くのギャラリーに見守られながらプレーを続ける中で、どれだけ成長しているのかを計るのが、本選手権だろう。「明日は、今日のようなアプローチミスなどでの取りこぼしをせず、今日よりよいスコアでプレーしたい」爆発力も大きな魅力の勝。このまま一気に日本女子チームの大会連覇の原動力になりたいところだ。

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