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Championship Reports
競技報告
【マネジメント通りのショットが好スコアに結びついた小西】
第2日 競技報告:JGA 写真:JGA
「このコースのグリーンは、いくら短い距離につけても、チャンスにならない。しっかりと自分が乗せたい場所にショットを打たなければ、バーディは獲れない」小西健太(東北福祉大学2年)は、練習ラウンドと昨日のプレーでそう思い知らされていた。

小西にとって、「乗せたい場所」とは、順目のラインが残る位置だった。そして、今日はそのマネジメントを実現するだけのショットを打てていたことが、好スコアにつながった。それは小西にとって必然でもあり、驚くことではなかったのだろう。ホールアウト後の小西の表情は満足げではあったが、どこか冷静でもあった。

この日の初バーディは2番。順目の1.2メートルをしっかり沈め
ホールアウト風景
ると、4番(パー3)も3番アイアンのティーショットを順目の3メートルにつけて連続バーディ。6番(パー5)でもスコアを伸ばすと、8番でボギーを叩いたが、9番でバーディを獲り返し前半で3つスコアを伸ばす。

後半もショットは好調で、11番(パー3)も8番アイアンでピン奥5メートルに。またもや順目のバーディパットは、計算通りカップに消えた。ここまで、面白いように狙った通りの展開に持ち込んだ小西が読み切れなかったのは、天候だった。

15番で6メートルのバーディチャンスにつけたところで雷雨による1時間30分の中断。この雨が、グリーンを重くしたのか、これまで決め続けてきた順目のパットはカップ10センチ手前で止まってしまった。

「中断後にグリーンが重くなるのはわかっていたので、強めにヒットしましたが、ショートしてしまった。少し悔しいですね。雷雨の中断が無ければ、もう少しスコアを伸ばせたかもしれないですから」と、その後もチャンスは迎えながらもパットを決めきれずにホールアウト。

「今日は、バーディを6個ぐらい。ボギーを1つか2つに抑えられればと思っていた」という言葉通り、5バーディ・1ボギーの68。日本チームベストスコアを叩きだしてみせた。

小西の活躍もあり日本チームは最下位を脱出したが、トップのチャイニーズタイペイとは大差をつけられたままでは、心から喜べない。男子チームで日の丸を一番多く背負ってきた小西の双肩に、日本チームの逆転がかかっている。

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