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競技報告
【初出場の安井と中村が1打差2位タイ発進と健闘】
第1日 競技報告:JGA 写真:JGA
安井美由紀
中村彰子
本選手権初出場の安井美由紀と中村彰子がともに4オーバーパーの76でホールアウト。首位と1打差の2位タイにつける健闘を見せた。

安井はスタートダッシュを見せる。2番(パー3)で159ヤードのティーショットを9番ウッドであわやホールインワンと言うスーパーショットでバーディが先行すると、「正直、楽になった」と4番でピン奥5メートル、5番(パー5)も2メートルを沈めて連続バーディを奪い、3アンダーパーまでスコアを伸ばす。しかし、安井自身が「苦手です」と言ってはばからない7番から流れが一転する。第1関門の7番のティーショットは「左に打たなければならないのに…3アンダーパーになって攻めたい気持ちが出てしまった」と右にプッシュアウト気味のミスで4オン・1パットのボギー。ここから6連続ボギーを喫し、前半の貯金を使い果たし、スコアは3オーバーパーまで急降下してしまった。それでも、「7番からの3ホールはボギーでも良いという気持ちだった」と、集中力は切れず、13番(パー5)のバーディで悪い流れを一旦断ち切る。後半15,16番で連続ボギーを叩いてしまったが、その後はパーセーブで切り抜け、「スコア的には満足です」という4オーバーパーでフィニッシュ。多くの選手が苦しんでいるグリーンを「タッチが合っていて、パッティングが決まってくれている」と攻略したのが好スタートの要因か。初出場の目標は、「来年のシード確保」という10位以内というが、この順位ならもう一つ、二つ上も視界に入ってくる。

一方の中村は、関西女子シニアゴルフ選手権で4位タイの成績で本選手権初出場。今年のスポーツマスターズに続く全国大会出場ながら、過度の緊張は無かったようだ。2番(パー3)をユーティリティーで2メートルにつけてバーディ。3番は「良い位置につけていた」というバーディパットをオーバーさせて返しも入らず3パットのボギーに「チャンスを決められず、悔しかった」とほぞを噛むが、5番で3メートルの下りスライスラインを「強めにヒットして、ホールの向こう側に当てて」ねじ込むバーディを奪ってみせる。安井同様、「嫌い」という前半の最後の3ホールは、7番でパーをセーブしたものの、8、9番、後半に入っての10番と3連続ボギーを叩いたが、「ここはボギーでも良いと思っていた」と気落ちすることなく、初出場らしからぬ落ち着いたプレーで粘りを見せる。12番(パー3)は、最初に3番ウッドを手にしたものの、「ちょっと大きいかなと5番ウッドに持ち替えた」ティーショットが裏目に出て、ボギー。17番もアプローチミスからボギーとしたが、後半9ホールで3ボギーは、見事なプレー振りだった。「前半、良いパッティングが決まってくれて、後半に入ってから、少し守りに入ってしまいました」と苦笑いを見せる。「自分のホームグラウンドはコースも広くて、雄大な感じです。でも、呉羽カントリークラブは、狭くて2打目にプレッシャーがかかって…実は得意とは言えないんです」というコースも「それが返って、面白く感じることが出来て。丁寧なプレーを心掛けることが出来ました」と好スタートの要因を話してくれた。初出場で優勝争いの一角に食い込んだ中村は、「明日はきっと、フラフラになりますよ」と、初タイトルへの意識は見せないが、「昨日の練習ラウンド、今日の第1ラウンドで大分コースの特徴はつかめました。明日は頑張りたいですね」と最後には仄かな自信をうかがわせた。

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