関西女子アマチュゴルフ選手権12位で本選手権初出場を果たした薮田梨花(奈良県協会)が4アンダーパーをマークして、3位と好スタートを切った。
「初出場なので、今日は緊張が凄かったです」とホールアウト後の笑顔も引きつり気味だった薮田だが、今日のプレーは堂々たるものだった。「力みがあったせいかドライバーショットが左にミスすることが多くて」とフェアウェイを捉えることは出来なくても、パッティングでスコアメイクする薮田本来のプレーが光った。
2番ではグリーン奥からのアプローチをミスして10メートルのパーパットを残したが、左に曲がるラインを読み切ってこの距離をねじ込んで見せると、7番で残り130
ヤードを8番アイアンで4メートルにつけて初バーディ。9番(パー5)でもスコアを伸ばした薮田は2アンダーパーでハーフターン。後半もショットは荒れながらもパットをことごとく決めてピンチをしのぎ、16番までスコアカード通りのプレー。17番(パー5)で計算通りバーディを奪うと、18番では再び4メートルを決めて連続バーディでフィニッシュした。
「スコアを気にせずにプレーしようと思った」と無欲のプレーが「試合で始めて出ました」という60台のスコアにつながったのかもしれない。初出場で第1ラウンドを上位で終えた薮田だが、「明日もパープレーで回れれば。予選通過を目標に」と浮足立つことなく、まずは当初の目標をクリアすることに専念するつもりだ。
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