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10選手によるプレーオフ |
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1ホール目でマッチプレー進出を決めた |
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全選手がホールアウトして通算イーブンパーの144ストロークまでの選手が31人となった。マッチプレー進出は32選手ということで、最後の1枚の切符は通算1オーバーパーでホールアウトした10選手によるプレーオフで決められることになった。
1ホール目の10番(パー4)。5選手ずつ2組に分かれてのスタートで、終わってみるとバーディを奪った選手はひとりだけで、意外にあっさりと決着した。さて、ただひとりバーディを奪取したのは2組目の仲西菜摘(オリオン嵐山)だった。沖縄県立宜野座高等学校 1年である。フェアウェイからの第2打、残りは打ち上げの200ヤード。手にしたのは3番ウッドであった。「ちょっと大きい
かな…と思ったのですが」ボールはピンまで1メートルほどに寄って止まっていた。
バーディパットを打つ時には手が震えているのが、自分でもわかった。震えながらストロークする。入った。「入れたというより、入っちゃったという感じでした」。そして、グリーンサイドにいくと、これがただ一人のバーディだったと知らされた。「前の組でも誰かがバーディをとっていると思っていたので、勝ち抜けたとわかって、まさか…でした」
まさか…は、実は第2打でも起こっていた。「3番ウッドは、チョー嫌い。だから練習もしないんです。あのショットは、今日初めてまっすぐに飛んでくれました」
最後の1枚の切符を手に入れたラッキーガールは、マッチプレー1回戦でメダリストの稲見萌寧と対戦することになった。ここでも、まさか…の展開が待っているだろうか。
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