第1ラウンドで16位タイにつけていた西畑萌香(水戸レイクスCC)がこの日14番からの3連続を含む5バーディ・2ボギーの69をマークして通算4アンダーパーでフィニッシュ。
4位タイとなり昨年大会に続いてのマッチプレー進出を決めた。10番ホールからスタートした西畑は、「前半ショットの調子が良かった」と言う通り14番で2打目を3メートルにつけて下りのスライスラインをねじ込みバーディを先行させると、15番では残り150ヤードを7番アイアンで80センチ、16番(パー3)は8番アイアンで1メートルにつける完璧なショットで3連続バーディを奪ってみせる。
17番ではセカンドショットを林に打ち込むも
、残り20ヤードのアプローチを寄せてパーセーブ。前半を33で終えた。後半、「ドライバーショットが左にミスしだして…」と1、3番でボギーを喫し、一時はカットラインもちらつく通算イーブンパーまでスコアを落としたが、5番(パー5)のバーディで息を吹き返すと、8番(パー3)でユーティリティー5番のティーショットを4メートルにつけ、上りのスライスラインを読み切ってこの日5つ目のバーディを奪い、2年連続となるマッチプレー進出を決めた。各選手が難しいと嘆くグリーンも、上り傾斜につける巧みなショットは、「これまでスウィングが暴れてしまっていて、今年に向けて下半身強化に取り組んでスウィングの安定感が増した」という努力が実を結んでのもの。
第1ラウンドで1アンダーパーに終わった時には、「ストロークプレーの目標を1日2アンダーパーにしていたので、少し出遅れたかな」と焦りもあったようだが、第2ラウンドで3ストロークスコアを伸ばして、自分に課したノルマも達成し、笑顔もはじける。2度目のマッチプレーは「ベスト8が目標かな…でもベスト4なら日本女子オープンですよね。やっぱり目標はベスト4にします」と、昨年大会のベスト32を大きく上回る順位を設定した。
ゴルフを始めたころに練習していたナパラGCはフェアウェイも洋芝で、「北海道でも芝の違いは全然気になりません」と、西畑に追い風も吹く。今は、同年代の勝や永井の後塵を拝しているが、この日本女子アマをきっかけに、彼女らに肩を並べたいところだ。
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