野口祐太(杉並学院高等学校 1年)は7バーディ・3ボギーの4アンダーパー67で回り、石坂友宏(日本ウェルネス高等学校 1年)、鈴木海斗(拓殖大学紅陵高等学校 3年)とともに首位に並んだ。「いつもよりショットがピンに絡んで、パットも入ってくれた」と喜ぶ。
彼はしっかりした計算を立てていた。「第1ラウンドは2アンダーパー、2日目が3アンダーパー、3日目が3アンダーパー」で回ることを目標としていた。なぜ日によって目標スコアが違うかというと、「最初は慎重に行き、2日目は第1ラウンドよりも目標を高く持つ。最終ラウンドは攻めすぎないように、また2日目と同じスコアで回る」という戦略を立てているのだ。
となると、第1ラウンドで予定よりも2つも貯金ができたことになる。でも2日目は欲張ることもなく、野口は当初の予定通り「3アンダーパー」を目指す。
一方、石坂は前半を4バーディ・ノーボギーで折り返し、11番でボギーを叩いたものの、13番6メートル、16番4メートルのバーディパットを沈め、スコアを伸ばした。最終18番でボギーを打ってしまったものの、4アンダーパー67をマークした。
しかし、67という立派なスコアにも「満足していない。内容は満足したけど、スコア的にはもうちょっといけた」と納得していない。この日は「ドライバーショットは普段よりブレていたけど、セカンドショットでカバーできた。グリーンが柔らかかったので、攻めることができた」。アイアンショットの好調さがこの日の石坂を支えた。
第2ラウンドはもっと上を狙う。「5アンダーぐらいで回らないといけない。もっと攻めないと」とアグレッシブな姿勢を見せる。攻めの「石坂」と、静の印象がある「野口」。はたして、第2ラウンドでは、どっちに軍杯が上がるか、2人のプレーが楽しみだ。
|